胸やけが続くのは危険?逆流性食道炎と胃がんの違いは?
- 2026年4月7日
- 消化器疾患
「最近、胸やけが続いている…」
「ただの胃の不調だと思っていいの?」
このようなご相談は外来でも非常に多く、特に心配されるのが
👉 逆流性食道炎なのか、それとも胃がんなど重大な病気なのか
という点です。
本記事では、医師の立場からわかりやすく解説します。
胸やけの正体とは?
胸やけとは、
👉 胃酸が食道に逆流することで起こる症状
です。
主な原因は
- 食べすぎ・飲みすぎ
- 加齢による筋力低下
- 脂っこい食事
- ストレス
などで、特に多いのが次に説明する「逆流性食道炎」です。
逆流性食道炎の特徴
逆流性食道炎は、胃酸の逆流によって食道に炎症が起きる病気です。
主な症状
- 胸やけ(みぞおち〜胸のあたりの焼ける感じ)
- 食後に悪化
- 横になると症状が出る
- のどの違和感・咳
👉 時間帯や姿勢で変化するのが特徴です。
胃がんの症状は?
一方で、胃がんの場合は少し性質が異なります。
初期
- ほとんど症状なし
進行すると
- 胃の不快感(持続的)
- 食欲低下
- 体重減少
- 貧血
- 黒色便
👉 **「じわじわ続く違和感」や「全身症状」**がポイントです。
見分けるポイント
| 項目 | 逆流性食道炎 | 胃がん |
|---|---|---|
| 症状の出方 | 食後・横になると悪化 | 常に持続することが多い |
| 症状の変動 | 日によって変わる | 徐々に悪化 |
| 体重減少 | ほぼなし | あり得る |
| 貧血 | まれ | 起こることがある |
👉ただし、完全に見分けることはできません
こんな症状は要注意(受診の目安)
次のような場合は、早めの受診をおすすめします。
- 胸やけが2週間以上続く
- 薬を飲んでも改善しない
- 食事がつかえる感じがある
- 体重が減ってきた
- 黒い便が出る
👉これらは内視鏡検査(胃カメラ)を検討すべきサインです。
胃カメラは怖くありません
「胃カメラがつらそうで…」という方も多いですが、
- 苦痛の少ない内視鏡
- 鎮静剤の使用
により、できるだけ楽に検査を受けていただく方法もあります。
放置はNGです
胸やけを放置すると
- 食道炎の悪化
- バレット食道(がんリスク上昇)
につながる可能性もあります。
👉「よくある症状」だからこそ、正しく評価することが重要です。
まとめ
- 胸やけの多くは逆流性食道炎
- ただし胃がんなどの可能性もゼロではない
- 長引く場合は必ず検査を
当院からのご案内
当院では
- 胸やけ・胃痛の診察
- 内視鏡検査(胃カメラ)(他院へ紹介)
- 生活指導・薬物治療
まで一貫して対応しております。
「この症状、大丈夫かな?」と思った時は
👉お気軽にご相談ください。