「朝晩の寒暖差で体調不良?『寒暖差疲労』について」
- 2026年9月29日
- 一般内科
朝晩は涼しくなってきた一方で、日中はまだ暑さを感じる日もあります。
このように季節の変わり目で気温差が大きくなると、
「なんとなくだるい」
「頭が痛い」
「めまいやふらつきがある」
「肩や首がこる」
「よく眠れない」
といった体調不良を感じる方が増えてきます。
こうした症状は、一般に**「寒暖差疲労」**と呼ばれることがあります。
寒暖差疲労とは?
私たちの身体は、暑いときには汗をかいたり血管を広げたりし、寒いときには血管を収縮させたりすることで、体温を一定に保とうとしています。
この調節には自律神経が大きく関係しています。
朝晩と日中の気温差が大きい日が続くと、身体が気温の変化に対応する機会が増え、「疲れた」「調子が悪い」と感じることがあります。
なお、「寒暖差疲労」は正式な病名というよりも、気温差の大きい時期にみられるさまざまな体調不良を表す一般的な呼び方です。
こんな症状はありませんか?
季節の変わり目に、
・身体がだるい、疲れやすい
・頭痛がする
・めまい、ふらつきがある
・肩こり、首こりが強くなった
・手足が冷える
・食欲がない、胃腸の調子が悪い
・寝つきが悪い、眠りが浅い
・気分がすっきりしない
などの症状がみられることがあります。
特に、睡眠不足や疲労がたまっている方、生活リズムが不規則な方では、季節の変化に伴って体調を崩しやすくなることがあります。
寒暖差の大きい時期を乗り切るには?
大切なのは、急激な温度変化をできるだけ避けることです。
朝晩に羽織れる上着を用意する、冷房を効かせすぎない、入浴で身体を温めるなど、服装や室温をこまめに調整しましょう。
また、十分な睡眠、規則正しい食事、適度な運動も大切です。
特別なことをするよりも、**「よく寝る・しっかり食べる・適度に身体を動かす」**という基本的な生活習慣を整えることが、季節の変わり目の体調管理につながります。
「寒暖差のせい」と決めつけないことも大切です
頭痛やめまい、動悸、強い倦怠感などは、寒暖差以外の病気でも起こります。
特に症状が長く続く場合や、日常生活に支障が出るほど症状が強い場合には、貧血、甲状腺疾患、感染症、心臓病など別の原因が隠れていないか確認することも大切です。
「季節の変わり目だから仕方ない」と我慢せず、気になる症状が続く場合はお気軽にご相談ください。
朝晩と日中の気温差が大きい季節です。服装や生活リズムを上手に調整しながら、秋を元気に過ごしていきましょう。