夏に増える膀胱炎・尿路感染症|医療法人百優会 かとうクリニック|池田市の内科・外科・訪問診療のクリニック

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夏に増える膀胱炎・尿路感染症

夏に増える膀胱炎・尿路感染症|医療法人百優会 かとうクリニック|池田市の内科・外科・訪問診療のクリニック

夏に増える膀胱炎・尿路感染症

暑い季節は「水分不足」が大きな原因です

暑い日が続く夏は、熱中症だけでなく膀胱炎や尿路感染症も増えやすい季節です。

「トイレが近い」「排尿時に痛みがある」「急に熱が出た」といった症状は、尿路感染症が原因かもしれません。

今回は、夏に膀胱炎や尿路感染症が増える理由や、予防法についてご紹介します。


尿路感染症とは?

尿路感染症とは、尿の通り道(尿道・膀胱・尿管・腎臓)に細菌が入り込み、炎症を起こす病気です。

代表的なものには次のような疾患があります。

  • 膀胱炎(膀胱に炎症が起こる)
  • 腎盂腎炎(細菌が腎臓まで広がった状態)

膀胱炎は女性に多い病気ですが、高齢者や糖尿病のある方、前立腺肥大症のある男性、尿道カテーテルを使用している方なども発症しやすくなります。


なぜ夏に増えるのでしょうか?

① 汗をかいて水分不足になりやすい

夏は大量の汗をかくため、体の水分が不足しやすくなります。

水分摂取が少ないと尿量が減り、細菌が尿と一緒に体外へ排出されにくくなります。その結果、膀胱内で細菌が増殖しやすくなります。


② トイレを我慢する機会が増える

外出中や仕事中などで排尿を我慢すると、膀胱内で細菌が繁殖しやすくなります。

「忙しいからあとで」と我慢する習慣は、膀胱炎の原因になることがあります。


③ 免疫力が低下しやすい

暑さによる睡眠不足や疲労、食欲低下などは免疫力の低下につながります。

免疫力が落ちることで、通常は感染しない程度の細菌でも感染を起こしやすくなります。


このような症状はありませんか?

膀胱炎では次のような症状がみられます。

  • 排尿時の痛み
  • 頻尿
  • 残尿感
  • 尿が濁る
  • 血尿
  • 下腹部の違和感や痛み

さらに、

  • 38℃以上の発熱
  • 悪寒
  • 背中や腰の痛み
  • 強い倦怠感

がある場合は、腎盂腎炎へ進行している可能性があります。

腎盂腎炎は重症化すると入院が必要になることもあるため、早めの受診が大切です。


高齢者では症状が分かりにくいことも

高齢者では、排尿時の痛みや頻尿が目立たず、

  • 元気がない
  • 食欲がない
  • ぼんやりしている
  • 急に歩けなくなった
  • せん妄(急な混乱状態)

といった症状だけで受診されることもあります。

ご家族が「いつもと様子が違う」と感じた場合は、尿路感染症が隠れていることがあります。


尿路感染症を予防するポイント

今日からできる予防法をご紹介します。

こまめな水分補給

のどが渇く前から、少量ずつこまめに水分を摂りましょう。

※心不全や腎臓病などで水分制限の指示がある方は、主治医の指示に従ってください。

尿を我慢しない

細菌を体外へ排出するためにも、排尿を我慢しないことが大切です。

陰部を清潔に保つ

過度な洗浄は必要ありませんが、清潔を保つことで感染予防につながります。

十分な睡眠と栄養

疲労や睡眠不足は免疫力を低下させるため、規則正しい生活を心掛けましょう。


当院で行う検査・治療

当院では、症状に応じて

  • 尿検査
  • 必要に応じて血液検査

を行い、尿路感染症の診断・治療を行っています。

細菌感染が疑われる場合には、適切な抗菌薬を処方します。

高熱や背部痛がある場合には、必要に応じて連携医療機関への紹介も行っています。


気になる症状があれば、お早めにご相談ください

膀胱炎は早期に治療すれば比較的改善しやすい病気ですが、放置すると腎盂腎炎へ進行することがあります。

「少し痛いだけだから」「水を飲めば治るだろう」と自己判断せず、

  • 排尿時の痛み
  • 頻尿
  • 血尿
  • 発熱
  • 腰や背中の痛み

などの症状がある場合は、お早めにご相談ください。

暑い季節だからこそ、水分補給を心掛け、尿路感染症を予防して元気に夏を過ごしましょう。